こんにちは、なおやです。
ぎっくり腰になったんだけど、運動やってもいいのだろうか。以前、腰が痛い時に運動したら逆に腰が痛くなったから運動するのが不安だな、、、
上記の疑問に答えます。
腰 痛 は 運 動 で 改 善 す る こ と が で き ま す 。
むしろ長く続く腰痛は、湿布や薬、マッサージを受けるよりも運動をした方が改善していきます。
たしかに、運動では改善しない腰痛があるというのも事実です。
運動をやっても改善しない腰痛があることを知らないで運動を続けてしまうと、良くなるどころか悪化して最悪、命に関わるなんてこともあります。
今回の記事では【運動でよくなる腰痛、良くならない腰痛】について解説します。
この記事でわかること
- 【危険な腰痛】運動で良くならない腰痛がある
- 【安全第一】安心して運動をするための手順
腰痛で良くなる腰痛か良くならない腰痛か見極めて、安全に運動で腰痛改善をしていきましょう。
【危険な腰痛】運動で良くならない腰痛がある
運動では良くならない腰痛があります。
解説します。
運動で良くならない腰痛【がんや骨折】
運動で良くならない腰痛は以下です。
- がんが原因の腰痛
- 感染が原因の腰痛
- 骨折が原因の腰痛
- 血管が原因の腰痛
- 内蔵が原因の腰痛
上記は運動で良くなる事がない【 危 険 な 腰 痛 】です。
発見が遅れると取り返しがつかない事になります。
実体験を紹介します。
左腰から足にかけての痛みと痺れがあって夜も眠れないお客様がいました。施術によってだいぶ症状が改善しましたが、3ヶ月経過の段階で症状悪化してきたため専門の病院をご紹介し【骨のがん】が見つかりました。
このように【がん】のような、運動では良くならない腰痛が隠れています。
【危険な腰痛】はできるだけ早く発見し、医療機関での正しい検査および治療を受ける必要です。
危険な腰痛の特徴
できるだけ早く発見するには、危険な腰痛の特徴を知る必要があります。
特徴は以下です。
- 熱がある
- どんな姿勢になっても耐えられない痛みがある
- じっとしていても痛みがおさまらない
- 日ごとに痛みが悪化する
- お尻から足にかけて痛み・しびれがある
- 歩行障害や脱力感、足の筋力が低下している
- 尿や便が出ないまたは漏れてしまう
- 陰部から肛門周辺の感覚がおかしい
上記は【レッドフラッグス】と言われており【危険な腰痛の特徴】を表しています。
以前に経験した体験をこのレッドフラッグスに当てはめてみると以下のようになります。
夜も眠れない → じっとしていても痛みがおさまらない = レッドフラッグス
3ヶ月の段階で症状悪化 → 日ごとに痛みが悪化する = レッドフラッグス
僕はレッドフラッグスを、常に意識していました。
そのために、早期に【危険な腰痛】を見抜くことができ適切な対応をすることができました。
こういった知識を持っていないために、残念な結果になってしまった話を以外と多く耳にします。
【安全第一】安心して運動をするための手順
3つの手順を守ればOKです。
専門家の僕が使っている手順です。下記の手順を守れば危険な腰痛を見逃すこともないし、運動で腰痛が悪化するリスクも減らす事ができます。
- レッドフラッグスを確認
- ヘルニア・狭窄症のチェック
- 自分の腰痛のタイプをチェック
解説します。
レッドフラッグスを確認
先ほど紹介した【危険な腰痛の特徴】に自分が当てはまらないか確認します。
重要なので、再度確認します。
- 熱がある
- どんな姿勢になっても耐えられない痛みがある
- じっとしていても痛みがおさまらない
- 日ごとに痛みが悪化する
- お尻から足にかけて痛み・しびれがある
- 歩行障害や脱力感、足の筋力が低下している
- 尿や便が出ないまたは漏れてしまう
- 陰部から肛門周辺の感覚がおかしい
これらに当てはまる場合はできるだけ早く病院を受診し必要な検査および治療を受けてください。
ヘルニア・狭窄症のチェック
次に、ヘルニア・狭窄症による腰痛ではない事をチェックする必要があります。
ヘルニア・狭窄症が原因の症状も基本的には運動では改善しません。
まずは、下記の症状がないかチェックしてください。
お尻から足にかけての感覚の痛み・異常・筋力低下、間欠性破行(腰部脊柱管狭窄症)
上記の症状が見られる場合は、ヘルニアまたは脊柱管狭窄症の可能性があるためMRIなどで詳しく検査する必要があります。
まずは、病院を受診しましょう。
ただし、下記の注意点も一緒に頭に入れておいてください。
ヘルニア・狭窄症は腰痛の原因にならない場合があります。MRIやレントゲンでの異常が腰痛の原因に必ずなるわけではないということです。ヘルニア・狭窄症が原因の場合は、画像での異常と症状が必ず一致します。一致しない場合は、他の原因を考える必要があります。
僕もMRIにてヘルニアがあると診断されていますが、僕の腰痛は仙腸関節が原因の腰痛です。ヘルニアだからといって腰痛の原因とは限らない。
気をつけてほしいのは「ヘルニアだからしょうがない」と腰痛の本当の原因を見つけるのをやめてしまうことです。
自分の腰痛のタイプをチェック
最後に、運動で悪化するリスクを減らすために自分の腰痛のタイプをチェックします。
腰痛のタイプによって、運動をすると悪化する腰痛があるからです。
つまり、腰痛のタイプさえ分かれば、悪化するかもという不安なく運動をすることができます。
妻を例に解説します。
妻の腰痛は、椎間板が原因の腰痛なので椎間板に負荷がかかる運動は基本NGです。椎間板に負担がかかる運動というのは、腰を曲げる系の運動です。つまり、上体起こしのような運動は悪化する可能性があるので極力しないようにしています。
上記のとおり。自分の腰痛のタイプが分かればやってはいけない運動がわかります。
さらにいうと【腰を曲げる動作が危険】とわかっているので、子供を抱っこするような腰を曲げる動作をする時も気をつけることができます。
自分の腰痛のタイプを知ることで、腰痛になりにくい状態を作り上げることが可能です。
運動で良くなる腰痛と、良くならない腰痛がある
運動で良くなるのかな、と疑問に思うことはとても大切です。
なぜなら、運動で良くならない腰痛が存在し、対処を間違えると命の危険もあるため。
運動で良くならない腰痛というのは以下のことです。
- がんが原因の腰痛
- 感染が原因の腰痛
- 骨折が原因の腰痛
- 血管が原因の腰痛
- 内蔵が原因の腰痛
これらの腰痛には、危険な腰痛の特徴というものがありまして、
- 熱がある
- どんな姿勢になっても耐えられない痛みがある
- じっとしていても痛みがおさまらない
- 日ごとに痛みが悪化する
- お尻から足にかけて痛み・しびれがある
- 歩行障害や脱力感、足の筋力が低下している
- 尿や便が出ないまたは漏れてしまう
- 陰部から肛門周辺の感覚がおかしい
上記が当てはまる場合は、病院を受診し、適切な検査および治療を受ける必要があります。
病院を受診して、がんなどの運動で良くならない腰痛ではないことが確認できれば、腰痛の状態に注意しつつ運動をおこなうことで、腰痛を改善することが可能です。
運動を始める前に必ずやるべき、安全に運動で腰痛改善するための手順を確認しておきます。
- レッドフラッグスを確認
- ヘルニア・狭窄症のチェック
- 自分の腰痛のタイプをチェック
上記です。
ぜひ、参考にしてみてください。